用  語 説          明
アセスメント   事前評価、初期評価、福祉分野においては、福祉利用者が直面している問題や状況の本質、原因、経過、予測を理解するために、援助活動に先だって行われる一連の手続きをいう。
アタッチメント 愛着。愛着の欲求は、人間に生来的に備わっている自然な要求の一つである。安定した愛着が形成されれば子どもは順調に発達し、愛着の形成が不安定であれば、のちの発達のゆがみや遅滞が生じると考えられている。
アメニティー 快適な環境、生活の快適さ、一般的には、静けさ・美しさ・プライバシーなどがアメニティーの条件といえる。特に老人や障害者、児童の立場でアメニティーを考えることは重要である。
移送サービス 老人や障害者(児)、患者等の輸送・運搬のサービス。社会参加するためには、他の在宅福祉施策と並行して移送サービスの充実が必要となってくる。
一時的保育事業 保護者の就労形態により、家庭での保育が継続的に困難になる児童に対する非定型的保育サービス。または保護者の疾病、入院等により緊急もしくは一時的に保育を必要とする児童に対する緊急保育サービス。
医療ソーシャルワーク(MSW) 保健・医療機関等に従事するソーシャルワーカーをいう。疾病や心身障害等によって生じる患者や家族の諸問題、具体的には経済・職業・家庭生活等の問題を調整解決するために社会資源を紹介活用して自立できるように援助するのが役割。
インフォームド・コンセント 十分に説明されたうえでの同意とか納得のうえでの同意と訳される。医師が患者などに、診療の目的と内容効果等を事前に十分説明し、患者が納得したうえで治療がおこなわれることをいう。
ADL 日常生活動作
NGO 非政府組織。とくに非政府間国際組織を強調して言う。具体的には、特定の宗教や信条の違いを越え、人道的立場から医療や軍縮、災害救助、飢餓救済、難民救済、環境保護などのため海外協力に携わる市民などによって組織された団体・組織である。
NPO 民間非営利機関(団体)、非営利事業体。活動が公益のためであり、かつ営利を追求しない事業を行う民間団体のこと。
エンパワーメント 社会福祉援助において、クライエントが自らかかえる問題を主体的に解決しようとする力を引き出すこと。
OJT 現任研修。on the job training。社会福祉サービス等の一定水準の技能や知識が要求される現場において、業務を遂行しながら受ける実務習熟訓練。
音楽療法 音楽の持つ生理的、心理的、社会的な機能を活用した療法。具体的には、歌唱や楽器の演奏、鑑賞、リズム体操、創作等を通じ発達障害や精神障害、痴呆等さまざまな病気を治療したり、リハビリテーションに努めること。
介護支援専門員(ケアマネジャー) 介護保険の適用者の相談に応じるほか、心身の状況に応じ、適切な在宅、又は施設サービスを利用することができるよう、市町村や居宅サービス事業者、介護保険施設等との連絡調整、介護サービス計画(ケアプラン)の作成等を行う専門職。
介護福祉士 介護に関する専門的知識と技術をもち、身体上・精神上の障害があることにより、日常生活を営むうえで支障があるものに対し、その入浴や排泄、食事その他の介護を行うとともに、本人やその介護者に対し、介護に関する指導を業とする国家資格。
ガイドヘルパー 身体障害者の外出時の付き添いを専門に行うホームヘルパーをいう。
家庭相談員 福祉事務所に設置されており児童・家庭福祉(虐待や不登校、家庭にまつわる問題)に関し、相談を専門的に行う。
寡婦 配偶者を有していないうえ、20歳以下の子どもを扶養していたことがある女性。
間接的サービス 福祉に関わる諸種のサービスのうち、直接個人に関わる直接的サービスと異なって、間接的に福祉の条件を向上させるようなサービスをいう。施設やプログラムの管理、運営に関わるマネジメント・サービスや広報活動、情報提供等のインフォメーション・サービスか含まれる。
カンファレンス 保健、医療、福祉など利用者が必要とするサービスをより効率的に提供されるべく関係者が一堂に会し、それぞれのサービスを連絡調整する会議。
キーパーソン 利用者の問題解決に向けて、かぎとなる人物のことであり、フォーマル側のキイパーソンは、ケアマネージャーが担うことが多い。
QOL クオリティ・オブ・ライフ。生活の質、または生命の質。
給食サービス 在宅の虚弱老人、ひとりぐらし老人に対して、通所又は訪問により食事を提供し、生活の助長、孤立感の解消、心身機能の維持向上を図る。
ケア付き住宅 ひとりぐらし老人、老人のみ世帯、または身体に障害かある方が安心して生活できるように、設備・構造が配慮されているとともに、緊急時の対応やホームヘルパーの派遣等による介護サービスの提供等一定の福祉サービスが確保された住宅。
ケアプラン 介護サービス計画、居宅介護サービス計画、施設介護サービス計画
ケアマネジメント 介護保険で要介護認定を申請し、要介護者とされた人に対する介護サービス又は介護サービス(ケアプラン)に基づき、地域の社会資源を連絡調整する技術。介護支援サービスという場合もある。
ケアワーカー 心身に障害があったり未成熟な障害者や児童等を対象に日常生活動作上の援助のためのサービスを提供する専門職。寮母(父)、介護福祉士、介護アテンドサービス士等である。
更生保護事業 更生緊急保護法に基づく更生保護を行う事業及びその指導、連絡又は助成する事業をいう。更生保護とは、刑事処分を受けたものが、親族等からの援助若しくは公共の施設・機関からの保護を受けられない場合に帰住地のあっせん、金品の給貸与の一部保護又は施設にて必要な教養、訓練、医療、保養、若しくは就職を助け、継続保護をすることにより再犯の危険を防止するもの。
コーディネーター 仕事の流れを円滑にする調整者のこと。社会福祉の援助においては、他の職種とのチームワークが不可欠であるが、その際にその人達との調整が必要となる。特に地域援助活動においては、地域内の施設、機関、団体間を統合的に調整するのが重要な役割となっている。
ゴールドプラン 高齢者保健福祉推進十か年戦略。
コミュニティ 居住地域を同じくしている共同体のこと。通常、地域社会と訳される。生産、風俗、習慣等に結びつきがあり、共通の価値観を所有している点が特徴である。
コンタクトパーソン ケアにおいては、安らぎが得られるように、かたわらに寄り添う人といった意味で使われる。黙って側に座っていてくれるだけで、痴呆性高齢者は安心して落ち着いていられることがよくある。
在宅サービス 自宅で生活する老人や身体障害者に対する援助サービスをいう。在宅医療、訪問看護等の保健医療サービスと家事援助、給食、入浴等の社会福祉によるサービスがある。
社会貢献活動(フィランソロピー) 企業による社会貢献活動またはボランティア活動。具体的には、社会福祉研究費の助成や施設の運営資金の寄付、高齢者や障害者に対する家事援助や介護等の活動。
シルバー人材センター 一定地域に居住する定年退職者を会員としてその希望に応じた臨時的・短期的な就業の機会を確保、提供することを目的に設立された公益法人。
スーパーバイザー 監督者又は管理者。スーパービジョンを行う熟練した指導者のこと。
世界保健機関(WHO) 国際社会の人々が、最高水準の健康を維持することを目的とした国際連合の専門機関の一つ。1948年の発足。具体的には、保健分野において、伝染病の対策や統計資料、基準づくり、医薬品の供給、技術協力、研究開発などを行っている。
世帯更生運動 昭和30年に低所得世帯を対象として、世帯更生資金貸付制度を国が制定し、その普及には、民生委員が指導的立場をとった。、この制度は、平成2年度より生活福祉資金貸付制度と改称された。
セラピスト 療法士。治療関係の専門職のことで、理学療法士、言語治療士、運動療法士等をいう。また、心理的・精神的治療等の役割を果たすカウンセラーもこういわれる事がある。
ソーシャルワーカー 一般的には、社会福祉従事者の総称として使われることが多いが、福祉倫理に基づき、専門的な知識・技術を有して社会福祉援助を行う専門職を指すこともある。
ソーシャルワーク 社会福祉援助活動、社会福祉援助技術。
第三セクター方式 公的な事業を実施・運営する際に、国や地方公共団体のほかに民間の事業者を加えて行う方式。これにより、公共団体の事業にかかる資金、運営等の負担を軽減することができる。福祉の分野においては、社会福祉事業団、福祉公社等の形で運営されている。
地域援助活動 社会福祉固有の援助活動の一つ。地域社会において、地域の住民がその地域社会の問題を自ら解決できるように、専門的知識・技術を要したコミュニティーワーカーが地域組織化等の活動を通じて援助すること。
地域交流スペース 社会福祉施設等が在宅福祉の推進を図るため、その機能を十分に発揮できるように地域に密着した独自の事業を実施する場合に必要なスペースをいう。
地域組織活動 地域社会で住民が主体となり、福祉の増進を目的として行われる活動のこと。その方法として、地域社会のニーズを明らかにした上で、その充足のために計画を策定して組織活動を通じた実践を行う。
地域福祉計画 地域社会を構成する諸要素の変動によって、多様化するニーズに対して、将来展望を持った計画をあらかじめ立てることでその変動に対応しようとすること。コミュニティ・プランニングともいう。具体的な内容として、福祉ニーズの把握に基づき目標を設定し、実施計画を策定して各種社会資源を有効な活用を図るといった手順がとられる。
デイ・ケア 精神医療、老人医療、障害者福祉、老人福祉等の分野において、在宅にありながら施設のサービスが受けられるように昼間の間だけ預るサービス。福祉の分野では、デイサービスとも呼ばれ、機能回復訓練・レクリェーション、入浴、食事、生活指導等のサービスを行い、心身機能の維持と家庭介護者の負担軽減をねらいとしている。
特別保育事業 市町村が行う乳児保育、障害児保育、延長保育、夜間保育所延長保育、地域保育センター活動事業等をいう。
ドナー 臓器提供者。臓器や眼球の移植手術の際に必要な移植臓器等を提供する人。
ドメスティック・バイオレンス(DV) 配偶者や恋人間など男女の緊密な関係の間における女性に対する暴力。
ノーマライゼーション 高齢者や障害者等ハンディキャップがあっても、ごく普通の生活を営むことができ、かつ差別されない社会をつくるという基本理念。
バリアフリー 公共の建築物や道路、個人の住宅等において、老人や身体障害者(児)等の利用にも配慮した設計のことをいう。具体的には、車イスで通行可能な道路や廊下の幅の確保、段差の解消、警告床材、手すり、点字の案内板等があげられる。
ハンディキャブ 車椅子利用の障害者や高齢者が、気軽に外出するためのリフト付き送迎用自動車。
ピア・カンセリング 障害者(児)や老人が自らの体験に基づいて、同じ仲間である他の者の相談に応じ、問題の解決を図ること。
非貨幣的ニーズ 主に対人福祉サービスによって充足されるニーズのこと。金銭給付によって充足される貨幣的ニーズの対語として使われる。
フィランソロピー 博愛主義。慈善行為、企業や民間人が行う社会貢献活動又は民間が行う公益活動をいう。
訪問介護員(ホームヘルパー) 虚弱や寝たきり、痴呆性等の高齢者の自宅を訪問し、介護や家事、各種相談・助言を行い、いつまでも安心して老後を送れるように援助するとともに、家族の介護の負担の軽減をはかる専門職。
ホスピス 治療的効果がこれ以上期待できず、苦痛の強い患者に対して、安らかに死を迎えられるように援助するための施設。がん末期患者が対象になることが多い。
マンパワー 社会資源のうち、とくに人材にかかわる資源。社会福祉のマンパワーには、社会福祉士や介護福祉士、精神保健福祉士、介護支援専門員、看護士、保育士、等がある。
民間シェルター 民間の手で運営されている女性のための緊急一時避難所。夫等からの暴力による被害女性の再スタートのための相談、支援にあたってくれる。追ってくる夫からの被害を防ぐため、外界から遮断され場所も公開されていない。
メディカルソーシャルワーカー(MSW) 医療ソーシャルワーカー
モチベーション 動機づけ。社会福祉援助では、サービスを受けることに対しての積極性などをいう。
ユニットケア 一定人数以上の入所施設で、たとえばフロアーごとや東西といったように、いくつかの居室を一つの生活単位として整備し、それらの単位ごとを基本として日常生活を送る仕組みをいう。
理学療法士(PT) 理学療法を専門技術とすることを認められた医学的リハビリテーション技術者に付与される名称。
リフトバス バス本体のほか特別設備(リフト、昇降口のスロープ等)を備えたもので、車いすのまま利用できる設備を有するバスのこと。